1859(安政6)年年横浜港開港と共に、強制移住させられた80世帯の人たちによって元町が作られました。そのころやってきたヨーロッパやアメリカの人たちは、山手に住んでいたので、元町がショッピングゾーンでした。外国帰りの日本人や欧米の生活を取り入れようとする人達もやってきました。
オーダーメードの家具店としてスタートしたタカラダは、外国人客から図面や絵を持ち込まれ、見たこともないヨーロッパの家具を苦労して作り、大変喜ばれました。それとともに、本国へ引き揚げる外国人客に望まれて、家具や食器類を引き取ることも多々ありました。
やがて太平洋戦争。横浜大空襲のため、元町は全焼、洋家具のほとんどがなくなってしまい、タカラダは洋食器専門店へと変わりました。その当時は、駐留軍の人達が多く、輸出用ディナーセットなどが良く売れました。
1964(昭和39)年東京オリンピックの年には、がいこくから観光客が舟で横浜港にたくさん訪れました。オーストラリアやニュージーランドの人が多く、日本土産に陶器のランプが喜ばれ、ものすごい勢いで売れました。また、この年「ブルーライトヨコハマ」がヒットし、元町が、外国人中心の町から日本人中心の町に変わりました。
その後、マイセン、ロイヤルドルトン、ウェッジウッド、ミントン、ロイヤルコペンハーゲンといった海外ブランドの輸入販売をスタート。約10年後には、デパートにも並ぶようになりブームとなりました。さらに、輸入高級洋食器だけにとどまらず、ノリタケ、ナルミに代表される優れた国内洋食器、インテリア雑貨や、オリジナル食器の製作にも力を入れてきました。
また、元町本店の正面左壁面を飾る150枚のデンマーク製ドッグ・プレートは、現在約500柄以上あり、愛犬家の皆様にもご好評いただいております。
オリジナルを手がけるタカラダの工房「タカラダスタジオT&M」では、お客様が好きな柄と洋食器の形を組み合わせてレイアウトできるイージーオーダーの絵付け、名入れ、イニシャル・マークの焼付け、また、サンドブラスト製法によるガラス器への名入れなど、個人のオリジナルギフト作れるとして知られるようになりました。
タカラダでは、
『優雅な生活を楽しむ』をコンセプトに、ブライダル・返礼品・記念品・周年品などの各種ギフトをお客様のご希望に添った商品をお届けしていきます。 |