アンティーク・マヨネーズ入れ。マヨネーズはいつから???

タカラダのSNS(FacebookInstagramTwitter)では入荷時に商品の紹介をしましたオールドノリタケのマヨネーズ入れ
ラスター彩(写真のキラキラした状態のこと。ラスター彩についてはいつか改めて詳細について紹介します)と金盛り仕上げで、非常に細かい作業が施され、光に反射して非常にキレイな作品です。

裏印はM-Japan印とコレクターから言われている裏印で、作品としては1921-1941年頃(実際は1920年代だと言われています)、アメリカ向け輸入品として製作されました。

この当時は現地(アメリカ)でオーダーを取り、多数作品を製作していました。このマヨネーズ入れもそう言った作品の一つだと思われます。

では、当時マヨネーズはどれだけ一般的だったのか?

マヨネーズについては、18世紀中頃、ミノルカ島(現在はスペイン)で出された肉料理にかけられた卵と油とレモン果汁を使ったソースを激賞したフランス軍がパリに伝え、「salsa de Mahon(マホンのソース)」が起源とされているのが有力な説で、その後、「Mahonnaise(マホンネーズ)と呼ばれ、19世紀中頃にマヨネーズという名で料理に登場したようです。

その後、欧米で広がり、移民によってアメリカに伝えられていきました。
アメリカに伝わったのは1830年代で、まだ高級ソースという位置づけだったようです。
そして、19世紀末ごろにはようやく家庭で作れるソースにまで落ち着き、1900年代初頭には、カリフォルニアでマヨネーズが販売されるまでになったようです。

アメリカで一般的になってきた頃にオーダーがあったのだと思います。

日本では1925(大正14)年に、国内で初めてマヨネーズの生産が開始されました。

国内初マヨネーズを生産したのは、今でもマヨネーズといえば!

で、まず最初に名前が出るであろう「キューピーマヨネーズ」です。