宝山窯 1950年代プレート

現在、タカラダ元町本店に窯がありますが、その前身、約60年前くらいまで、タカラダには、「宝山窯(ほうざんがま)」という窯がありました。

宝山窯は1964年の東京オリンピックが終わった頃、閉鎖いたしました。

その頃に製作していた作品達が、タカラダが現在集めている「オールドノリタケ」と共に、今回入荷してきました。

どれも赤絵で絵付けをし、最後に金で絵を足しています。

どちらも手描きでの仕上がりになっています。

少しアップして見てみると、一枚一枚微妙に絵柄が変わっています。

また裏印まで転写の技術が無かったため、手描きになっています。

仕上げの金絵付けをしていた木田甲太郎氏は、

宝山窯閉鎖後、障害者の自立就労と伝統工芸の後継者育成を目的とした「希望更生会」を設立しました。

「希望更生会」は、現在「希望更生センター」と名前を変え、東神奈川で運営をされています。

そちらで作られた焼き物は「ハマ焼」として、木田甲太郎氏の技術を現代に伝えています。