先日、オールドノリタケ商品が入荷し、何点か弊社SNSでも紹介しております。
いち早く紹介したのがチョコレートセット。
金点盛り 花蔦ガーランド模様
チョコレートセット5客揃12pcs
RC印 1911-1921年頃
286,000円(税込)
チョコレートがまだ今のように固形で一般的なものではなく、
温かい飲み物(ココアのようなもの)として、
上流階級のし好品だった時代に作られ、
アメリカ向けに輸出されていた作品です。
金盛りジュール 黒線チューリップ模様
四角型チョコレートセット5客揃12pcs
メープルリーフ印 1891-1911年頃
550,000円(税込)
このセットと似たような大きさのカップが揃ったセットも製作されていました。
デミタスセットです。
青地窓絵風景文
デミタスセット5客揃15pcs
M-Japan印 1921-1941年
198,000円(税込)
カップの大きさが同じような大きさですが、
この2つのセット、どこが大きく違うのかというと、
そう!ポットの注ぎ口が違うんです。
ポットの注ぎ口が、ポット上部から出ているのがチョコレート用で、ポットの注ぎ口が、ポット下部から伸びているのがデミタス用です。
他のポットでも違いを見てみてください↓
金・ラスター彩 鳳凰文
チョコレートポット
サクラ印 1921-1935年
77,000円(税込)
金・ラスター彩 転写 帆船文
ティーポット
M-Japan印 1921-1941年
59,400円
デミタスに限らず、ティーポットやコーヒーポットも同様に下部から注ぎ口が出ています。
飲み物の性質上の違いから、実用的に形状を変えていたようです。
現在は様々なデザインのポットがあるので、この限りではないです!